「チラム・バラムの書」
マヤの予言の語る上ではこの、「チラム・バラムの書」は外せないです。
チラム・バラムとは、最高位の予言者に与えられる称号で、その書物は歴代チラム・バラムが告げた予言の言葉を記したものです。
チラム・バラムを語る時によく出てくる「チラム・バラムの書」ですが、15世紀から16世紀初頭に実在したマヤ最大のチラム・バラムは様々な予言を行い、中には中世ヨーロッパでのペスト流行、ナポレオン・ボナパルトの登場、第二次世界大戦など世界史上の大事件が予言をしたと伝えられています。
そういった的中の事例がある事で、予言の信憑性があるという話がされますが、解釈の違いなど読む側の資質に問われる部分もあり、必ずしも世界崩壊が正しい解釈であるとはいえないでしょう。
チラム・バラムが的中させたと言われる予言
9世紀に実在した「ナワト」という名のチラム・バラムは「白人のアメリカ大陸到来」を予言しました。
それが、ピッタリとコロンブスの新大陸発見と重なったのです。
このような予言が、少なくとも600年間にわたり、歴代チラム・バラムの口から伝えられつづけました。
そして最後には、スペイン人によるマヤ・アステカ文明の滅亡が予言され、そのまま予言の通りに滅亡へと進んでいく事になります。
2012年12月21日の予言
当たったという予言を根拠に2012年12月21日(金)に世界が滅亡するというという話がまことしやかに語られました。
これほどまでに当たったマヤの占い・予言だからこそ、真実味を帯びて語られた部分もあったでしょう。
太陽活動の極大期が2012年頃に当たっており太陽嵐が発生する可能性、フォトンベルトなどの天体現象と結びつけて滅亡の根拠とする話もありました。
ですが、結局は解釈する人間の考え方次第の部分もあり、現在も世界は続いているので、予言が間違ったというよりも解釈した人間が誤ったと考えるべきではないでしょうか?