宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)とは
宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)というのは、古代インドで密教の秘術として生まれたホロスコープ(占星盤)が中国の「宿曜経」という経典になり、平安時代に空海によって日本にもたらされたというものです。
それまでは、中国・日本とも陰陽道(おんみょうどう)に属したものばかりでしたから、千年以上の歴史のある占星術は画期的なものだということは言うまでもないことなのです。
宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)の仕組み
西洋のホロスコープには、12星座に分類されているように、宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)にも12宮に分類されます。
(獅子宮・女宮・秤宮・蠍宮・弓宮・磨宮・瓶宮・羊宮・牛宮・夫妻宮・蟹宮)
ホロスコープと同じように円でみると、この12宮の内側に、27宿という宿星があります。
(角・亢・氏・房・心・尾・箕・斗・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃・昂・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫)
さらにその内側に3・9の秘法が配置される形となります。
(命・業・胎)と(栄・衰・安・危・成・壊・友・親)
そのホロスコープを七曜(月・火・水・木・金・土・日)と重なり合い解読していくのが宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)です。