マヤ占いでは、生まれた日のナーカルサインと一緒に、未来・過去・女性性・男性性の4つを上下・左右と4方向に、天からもらった応援サインとして身につけ生命樹を作っています。
■「道」を表わす象徴絵図
自分の未来に向かってそれらのサインの特性と力を受け、人生の使命や目的を果たすよう人は成長していきます。
占いをするときは、その人の「生命樹」を形成するサイン全体を見渡します。
そしてその人にとって弱っている、あるいは眠っている、または傷ついている方向のサインを見つけるようにしています。
その人が生まれた日のナーカルがハートであり中心。
自分という生命樹は未来に向かって成長します。
未来のサインは自分の上に、過去のサインは自分の下にあります。
例えば、東を未来としているマヤ暦の場合、自分が東を向いている時は未来が前方に、過去が後方の西に位置していることになります。
どちらにしてもそれは時の流れの方向と自分の進むべき道を示しています。
自分の右手(南)のデイサインは男性性で、陽のエネルギーを象徴し、左手(北)のサインは女性性で、陰のエネルギーを象徴しています。
男性性には、人生の旅を続ける上で出会うはずの男性がいて、仕事や家族を支えて行動していく陽のエネルギーをパワーとして宿しています。
女性性にはあなた自身の内にある女性性や感情、スピリットをあらわす陰のエネルギーを宿しながら、人生の途上で出会うである女性たちがいるのです。
自分の生命樹の中にある男性性や女性性が健康であることは、
とっても大切です。異性との出会いが健康になるためです。
自分という生命の樹が順調に成長し、未来に向かって幹を伸ばし、葉をつけていくとき、女性性も男性性も活力を帯びているので、自然の流れのなかで出会いを経験し、また仕事も与えられていきます。
ところがサインの性質、または何らかのトラウマによって過去である「根」が傷ついていたり、仕事のし過ぎや男性性の何らかのトラブルによって、右側(南)にある陽のエネルギーが壊れてしまっているとき、人間の身体の免疫力や性質と同じように精神も、不足して痛んでいる部分を補おうと自然治癒力が活性化します。
女性性が男性性の代わりに働き出すでしょうし、女性性が男性性を癒したり励ましたりしながら、自分の中でバランスをとり始めるでしょう。
その時人間は、回復してきている、または少し良くなっていると思い始めます。
しかし自分の中で、傷を補うためにバランスをとれていると思っていてもマヤのサインが入れ替わることはありません。
女性性がどんなに頑張ってみても、男性性の位置に移動などしませんし、過去は未来のサインに変更されることもありません。
つまりそれらの精神的治癒は、一時的な助けに過ぎないのです。
男性性が少しずつ回復してきたら、女性性はあるべき場所へと戻り、男性性がたとえ弱いままであっても、そのさらなる治癒とエネルギーを信じて陽のエネルギーとして自分のナーカルを支えていくことが本当の治癒に繋がるのです。
女性性が弱っていたらどうやって回復させればいいのか、また男性との出会いや女性運にチャンスがないと嘆いているときは、自分のどこを修復したら運気があがるのかなどを知るために、マヤのデイサインは生命樹を形成して、その人の特性を知らせては、バランスのとり方を教えてくれるのだと思います。