マヤ暦で「2012年」が持つ意味を少し紐解いてみたいと思います。
マヤ暦による現在(1993年4月5日から始まっている周期)は「カツン4アハウ」というカツン・サイクルにあります。
「チラム・バラムの書」には、「ククルカンという神が帰還する」と予言しています。
カツン・サイクルは、ロングカウントという長期計算法による「時」の単位の一つを現しており、1カツンとは7200日(20ツン)=およそ20年をまとめた総称です。
そして「アハウ」=主が特定のリズムと不可抗力的な順番によって、数字とともに「時」の荷物を担いでいく、というのが特徴です。
1973年7月19日に始まった「カツン周期」は、「6アハウ」の主によって始まり、年を守りついできました。
そして1993年4月5日、「4アハウ」に時の荷物を手渡しました。
この4アハウのカツン周期が終わるのが2012年12月21日なのです。
そして、マヤ暦ではこの年「香(カバン)」を年の守護者にむかえています。
香は「地球、地震、脈動する動きやリズム、創造的な霊、天界の頭脳」を性質として持っているサインです。
2012年、光・風・金星を象徴するククルカンという偉大な救世主が帰還することで、霊的な覚醒がはじまり、新しい価値観や創造、二元性意識の崩壊、天界の頭脳が引き上げられるという時代がやってくるのではないかと言われています。
グレートサイクルがおわる時、翼ある蛇が帰還し霊的救済が実現されるという予言を信じるならば、収穫の時、焼くために束にされるのは「古い考え、習慣、物質的次元意識、二元性に囚われた古い意識、時の本当の意味を理解しない人間の頭脳(香は天界の頭脳を指しています)」ということになるのかもしれません。
終末の時を変える鍵を握っているのは、香の一族なのかもしれません。